福知山市水内、福知山成美高校女子ビーチバレーボール部の3ペアが、愛媛県伊予市で開かれた「2014マドンナカップin伊予市ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会」で、1位から3位を独占した。昨年に続く快挙で、全国に「成美ビーチ」の強さを見せつけた。
優勝したのは坪内紫苑選手(2年・三和中出身)・藪見真歩選手(同・桃映中出身)ペア、2位が出口花選手(1年・六人部中出身)・西美穂選手(1年・五色中出身、洲本市)ペア、3位は北村咲幸選手(3年・蒲生野中出身、京丹波町)・若井衣有選手(同・大枝中出身、京都市)ペア。
大会には全国の高校から都道府県代表49ペアが出場。昨年上位3位を占めた京都府は4枠が与えられ、成美から4ペアが出た。大会は8日から3日間開催の予定だったが、台風の影響で9日の試合ができず、決勝トーナメントは10日だけになり、21点の3セットマッチから25点の1セットマッチに変更になった。
予選を勝ち進んだ37チームによる決勝トーナメントでは、準決勝で藪見・坪内ペアと昨年のマドンナカップ優勝の北村・若井ペアが対戦。前半は3年生ペアがリードしたが、2年生ペアは強風に対応して、パス、トスがさえ、25−21で勝利した。
出口・西ペアは全国の強豪ペア相手に快進撃で勝ち進み、準決勝では大阪のペアに25−13で圧勝した。
決勝は両ペア互角の戦い。藪見・坪内ペアが24−21で、勝利まであと一歩というところで、出口・西ペアが追いつき24−24のジュースに。藪見・坪内ペアは風が吹く中で強打を繰り出し、優勝をものにした。
優勝の藪見・坪内ペアは「強風の中なので最初はミスが出たが、次第に慣れて攻撃の仕方が分かった」と振り返る。2位の出口・西ペアは「決勝では最後の詰めの甘さが出た。プレッシャーはあったが、楽しく試合が出来た」と言う。3位の北村・若井ペアは「ボールがつながらず、普段の自分たちのプレーが出来なかった」と残念がる。
松田英人監督は「3ペアのどこが優勝してもおかしくない状況だった。強風にも持ちこたえる練習をこれまでしてきたので、その成果が出た。3年生ペアが後輩たちにしっかりとアドバイスしたのも好成績につながった」と評価している。
■近畿ジュニア大会でも1−3位に■
成美高の女子ビーチバレーボール部は、7月28日に大阪府岬町で開かれた第1回近畿ビーチバレーボールジュニア大会・女子の部でも北村・若井ペアが優勝し、2位に藪見・坪内ペア、3位に出口・西ペアが入っている。
写真=1位から3位を独占した成美高の3ペア(左から坪内、藪見、北村、若井、出口、西各選手)
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