豪雨災害で福知山市内の体育施設も被害を受け、休館を余儀なくされている。市体育協会によると、管理する市民体育館▽市民運動場の庭球場、弓道場、野球場▽温水プール(いずれも和久市町)▽由良川河川敷運動広場(猪崎)はいずれも浸水被害を受けて使えず、福知山北部地域多目的グラウンド(岩井)は災害ごみの仮置き場になっているため、使用できない。
■1千万かけ復旧させたグラウンドも■
市民体育館はバスケットボールやバレーボールなどのコートとして利用する競技場の床を拭いているが、次々と泥が浮き上がってくる状態。片付け作業は成美大学、福知山成美高校、京都共栄学園中学・高校、南陵中学校の生徒らが手伝っている。
大西靖彦・体協事務局次長は「乾くと床が盛り上がるかもしれないので、そうなれば当分の間は利用できないと思います」と話している。市民体育館の電話は現在不通。
また、河川敷運動広場は昨秋の台風18号で表土がはがれ泥が堆積するなどして被害を受け、約1千万円をかけて今年3月に復旧したばかり。今回は一部表土が流出したほか、平らな状態ではないため、今の状態ではグラウンドとしては使用できない。
市スポーツ振興課によると、そのほかの施設についても復旧は未定としている。
写真=学生が市民体育館の床を何度も拭いている
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