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両丹日日新聞2014年8月25日のニュース

福知山豪雨:代行バス満員で始業式に遅刻も

0825kougyou.jpg 福知山市が豪雨で大きな被害を受けてから1週間余り。市内の府立3高校のうち、石原の府立工業高校(田中邦明校長)で25日、ひと足早く2学期の始業式が行われた。兵庫県から通学している生徒のなかには、不通になっているJR福知山線の代行バスが満員で乗車できず、始業時間に遅れる生徒もいた。

■被災生徒に実習服など貸し出し■

 今回の豪雨で、全校生538人のうち32人の自宅が全壊、半壊、浸水の被害を受けた。学校グラウンドの一部崩壊や教室への雨漏りなどの被害も出ている。福知山線を利用している生徒25人は、朝一番の代行バスに乗らないと遅刻する状態となっている。

 就職希望の生徒が多く、9月16日に就職選考解禁日を迎えることから、始業式を早めた。体育館で行われた式で、田中校長は生徒の自宅や学校施設に被害が出ていること、災害ごみの収集に長期間かかることを説明。「今回、被災した仲間や地域の人たちに支援の手を差し伸べてほしい」と話し、「3年生は進路決定が目前。高く目標を掲げ、敵を知り、己を知り、頑張ってほしい」と励ました。

 被災した生徒に無償で教科書を渡し、制服、体操服、実習服を貸し出すための調査もした。

 府立福知山、大江両高校は28日に始業式を予定している。


写真=田中校長から豪雨による被害について説明を受ける生徒たち(25日午前9時40分ごろ)

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