福知山市が大雨災害被災者支援のために市庁舎1階に設けている相談窓口に、被害を受けた市民らが次々と訪れている。市職員が災害にかかわる生活上の困りごとなどの相談に対応している。20日だけで142件の相談(電話含む)があった。
相談窓口は19日に開設。職員8人態勢で受け付けている。初日は34件の相談があり、市民らが、罹災証明書の申請、発行や災害ごみの処理、市営住宅の一時使用、ボランティア手配の方法などについて尋ねた。
20日に訪れた和久市町の男性(52)は、自家用車が水没し、支援策がないかと来庁。「車の支払いが終わったばかりで、なんとかならないものかと思い来ました」と打ち明けていた。
坂室の男性(63)は地区内の山道が土砂崩れで通行不能になっていることから、早く通れるようにと要望。また自宅1階が80センチ浸かった堀口の男性(62)は、罹災証明書発行のための家屋調査が、まだ実施されていないことから、「早く調査に来てほしい」と訴えていた。
相談窓口のチーフ植村孝子さんは「各課の情報を基に、今できる支援策などを言わせていただいています。今後も相談には真摯に当たりたい」と話している。
窓口の開設時間は午前8時30分から午後5時(水曜日は同7時)まで。土・日曜日の23、24両日、30、31両日も受け付ける。電話での相談は専用電話(24)7055へ。
写真=来庁での相談に応える職員(20日)
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