「自宅は片付けもまだまだで、においも強烈。到底住めるような状態じゃない」−。豪雨災害で被災し、いまなお避難所での生活を余儀なくされている人たちがいる。
■たまるストレス、疲れ■
避難所によっては、冷房設備が無いなど環境が悪く、体調を崩す人もいたことから、市は19日夜、駅前町の市民交流プラザに避難所を集約。21日午前7時30分現在で、15世帯34人が身を寄せている。
昼間は自宅の片付け作業や仕事に行き、夜に避難所へ戻ってくる人も多く、長引く避難生活に、ストレスや疲れがたまってきているという。
少しでも快適に過ごしてもらおうと、市ではタイル張りの部屋に畳を敷き詰めたり、段ボールで区切り、プライベートスペースを確保したりして、対応している。
また3度の食事のほか、個別に必要なものを聴き、下着や歯ブラシなど日用品も提供。20日からは、市内のホテルの入浴施設を無料で使えるチケットの配布も始め、10人ほどが利用したという。
堀口の女性(66)は「自宅が1メートル40ほど浸水し、まだまだ片付け作業に時間がかかるし、においが強烈で大変。不安は無いといえばうそになるけど、避難所では市の職員らが親切にしてくれて、本当にありがたい」と感謝していた。
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