豪雨により、福知山市山野口では民家裏山が崩れ、迫ってきた土砂などで築150年の母屋のほか、離れ、物置の3棟が大きく傾く被害があった。市の調査では全壊判定となる見込み。家の人は避難していて無事だった。
所有者の四方憲治さん(67)によると、家には息子夫婦とその子どもの計3人が居住。大雨による土砂崩れの恐れがあることから、親子3人は16日午後7時ごろには、四方さん夫婦が住む市内の別の住居に避難していた。
被害を知った四方さんは「位牌もまだ中にありますが、素人では危なくて入れない。取り壊す予定です」と肩を落とす。ただ、「家族3人と犬1匹が助かった。差し引きしたらプラス。今思えば、避難してくれていて良かった」と話している。
山野口では別の土砂崩れが発生し、大江町へ抜ける府道が通行止めになるなどの被害が出ている。
写真=石垣の塀に寄りかかる家屋
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