豪雨災害の復旧ボランティアで高校生たちが活躍している。福知山市土師の福知山高校の生徒たちは19日から活動を開始。初日は3年生約100人が、川北の民家と昭和新町の障害福祉サービス事業所・ちくもうで復旧の手伝いをした。
同校では昨年の台風18号の被災後もボランティア活動に励んでおり、今回も多くの生徒たちが志願した。
山からの水で浸水したり、土砂災害に遭ったりしている民家がある川北では、約70人の生徒たちが4カ所に分かれて作業をした。
衣川清彦自治会長宅では、裏手の畑が土砂崩れで被災し、広く泥が流れ込んでいた。訪れた生徒と教職員たちは、シャベルやスコップ、くわなどを使って泥を1カ所に集めた。
生徒たちは「地域が大変なことになっているので、元の生活に戻れるように少しでも助けになれば」「福知山市民として、困っている人を手伝いたい」と、汗と泥にまみれながら動いていた。
衣川自治会長は「遠いところからも自転車で来てくれました。心から感謝しています。浸水した独居老人宅もあるので、畳上げなどの力仕事をしてくれて、大変助かりました」と喜んでいた。
ボランティア活動には、20日に2年生約100人、21日には1年生約80人が参加する予定。
写真=流れ込んできた土砂を集める生徒たち(川北で)
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