福知山地域に16日午後1時20分、大雨警報が発令され、市は市災害警戒本部を設置。土砂災害警報の発令や河川水位の上昇に伴い、次々と広域避難所が開設された。
17日午前1時30分には、由良川の水位が避難判断水位の5メートルを超過したため、夜久野町を除く市内全域に避難勧告。同町についても、同5時30分に避難勧告を出した。
この間にも避難所が追加され、同日午後4時すぎまでに市内全57カ所を開設。最も多かった17日午前7時時点で、350世帯802人が避難した。18日には順次閉鎖している。
新庄の成和中学校には、荒河や和久市町などから、最大で150人以上が身を寄せた。蒸し暑い体育館や車の中で、一夜を過ごした。
17日午前9時30分時点では、約130人が避難を続け、上荒河の女性(36)は「自治会の防災無線で、『弘法川が氾濫している』という放送が流れたので、午前3時くらいに夫と子ども2人と避難してきました」と話した。
また「自宅は何とか大丈夫でしたが、車が水没して動かなくなってしまった。子どもたちも30分くらいしか寝ていないので、早く家に戻りたい。でも道路が冠水していて帰れません」と、避難所生活に疲れた様子だった。
写真=多くの住民が身を寄せ、不安な一夜を過ごした(成和中学校、17日午前9時30分ごろ)
【関連ニュース】
・福知山豪雨関係ニュース一覧
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。