道路関係は冠水や土砂崩れなどの影響で、国道や府道、市道で通行止めが続出。一部では規制が続いている。
国道9号は長田野町一丁目の下り車線側で、降雨による法面崩壊があり、道路をふさいだため、17日午後2時45分から全面通行止めにして作業を進め、その後片側交互通行となり、18日午前9時に規制が解除された。
国道175号は午前10時現在、大江町公庄付近、高畑−岩間間、兵庫県境の塩津峠の3区間で全面通行止めとなっている。
由良川右岸の府道は午前10時現在、さくら橋から私市(一部の区間は除く)までが全面通行止めとなっている。
府中丹西土木事務所では「国道175号、由良川右岸の府道とも、18日中の全面開通は難しいと思う」と話している。
このほかにも、府道や市道の多くの箇所で交通規制がされている。17日は幹線道路の多くが通行止めになったことで、脇道にそれた車が住宅地などにも入り込んで、各地で渋滞が起こった。
■JR福知山線の福知山−黒井間で大きな被害■
大雨による影響で、鉄道関係では18日も運転見合わせが続く区間があるなど大きな影響が出ている。
JR西日本福知山支社によると午前9時現在、運転を見合わせているのは、福知山線では福知山−篠山口間。とくに福知山−黒井間は冠水などによる被害が大きく、レール下の砕石や砂利が流れ出している部分が多い。運転再開までに数日かかるという。
山陰線は綾部−和田山間で運転見合わせが続いている。福知山−綾部間で冠水の影響でレール下の砕石や砂利が流出。運転再開には数日かかりそうだが、福知山線よりは早いとみている。
■KTR宮福線は運転再開■
北近畿タンゴ鉄道(KTR)宮福線は、17日に一部で徐行運転をしていたが、18日午前10時過ぎに特急列車を除いて通常運転を再開した。
写真=復旧工事が行われた国道9号
【関連ニュース】
・福知山豪雨関係ニュース一覧
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。