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両丹日日新聞2014年8月16日のニュース

福知山花火大会事故1年:追悼式で再発防止誓う

0816tuitousiki.jpg 観客57人が死傷した福知山花火大会屋台爆発炎上事故が起きてから、15日で丸1年を迎えた。朝から時おり雨が降る天気だったが、事故現場となった福知山市の音無瀬橋下流由良川河川敷と近くの堤防上には、負傷者の家族や一般市民らが相次ぎ訪れ、亡くなった3人の冥福を祈った。午後からは、同じ場所で大会実行委員会主催の追悼式が営まれ、実行委員ら約60人が参列し、再発防止を誓った。実行委の記者会見では、当日の安全管理などの検証機関を設置する方針が示された。

 追悼式は、堤防上に祭壇を設けたテント張りの特設会場で行われた。

 全員で黙とうを捧げたあと、実行委会長の谷村紘一・福知山商工会議所会頭が追悼の言葉を述べ、亡くなった京丹波町の竹内弘美さん=当時44歳=、同町の山名空君=当時10歳=、大阪府高槻市の黒田直希さん=当時35歳=の名前を呼び、「遺族の方の深い悲しみを思うとき、悲痛の思いを感じずにはいられません。負傷された方の一日も早い回復を祈ります。今後も被害者救済を第一に進め、再発防止にも取り組みたい」と述べた。

 共催した福知山市の松山正治市長も「3人の尊い御霊に哀悼の意を捧げ、今なお後遺症などで苦しまれている負傷者の方々の一日も早い回復を祈ります。二度とこのような悲惨な事故が起きないように安全管理や再発防止に全身全霊を傾けて取り組んで参ります」と語った。

 追悼法要では、導師の市仏教会会長の中川昭徳師ら5人が読経する中、参列者が河川敷の事故現場に向かって次つぎに焼香、献花をした。

 昨夏の花火大会事故は、河川敷に出店していた屋台店主が、内圧が高まっていたガソリン携行缶のふたを漫然と開けるミスで、屋台が爆発炎上し、炎を浴びた観客が死傷した。店主は業務上過失致死傷罪で禁錮5年が確定している。


写真=追悼式で犠牲者の冥福を祈り、献花する谷村会長

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