福知山市が、市民のアイデアをまちづくりに反映するため、6月5日から7月31日まで募集していた「市民アイデア買い取り事業」の集計結果がまとまった。応募は昨年度の約1・5倍にあたる217件だった。
昨年度から実施しており、アイデアのなかから優れたものを市が買い取り、事業化する。今回は応募用紙を全戸配布したり、説明会を開催するなどしたことから、前回を大幅に上回る129人、9団体から多様な提案が集まった。
応募者の内訳は、60歳代が最多の32人で全体の25%を占めており、次いで30歳代23人、40歳代21人、50歳代18人となった。7歳の男の子からも提案があり、98歳の男性を含む90歳代の人も2人いた。
内容は「地域産業・雇用について」が最も多い86件で全体の40%。具体的には、市民交流プラザふくちやまの活用について▽福知山のスイーツを生かした観光▽福知山の歴史と文化を生かしたイベント−などの案が寄せられているという。
今後は、市民や市長、市職員らが「独創性」「実現性」「経済性」などの視点で、10月をめどに審査。点数化して、上位20件を買い取り対象とする。
また最優秀賞1点と優秀賞1〜3点を選んで表彰する。昨年度は、139件の応募があり、最優秀賞は該当がなかったが、優秀賞に9点入り、一部はすでに事業化している。
写真=昨年度のアイデアで事業化したワンデイパスポートのチケット。一部のバスが一日乗り放題になり、ほかにも特典がある
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