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両丹日日新聞2014年8月 7日のニュース

福知山市民病院に救命救急棟完成 9月から運用

救命救急棟 福知山市が厚中町の市民病院に建設していた救命救急棟が完成し、9月1日から運用を始める。府は一昨年3月、市民病院を、重症患者を受け入れ高度な医療を提供する府北部初の「地域救命救急センター」に指定。松山正治市長は「府北部の地域医療の充実に大きな役割を果たす」と期待する。

 救命救急棟は鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積は約3350平方メートル。指定を受けたあと、昨夏から工事を進めてきた。建設事業費は14億1379万6千円。このうち府補助金は3億円。

 1階は、新型インフルエンザなど隔離が必要な感染症専用診察室や初期治療を行う初療室、2階は人工透析室で運用開始時は36床(最大50床)、3階は集中治療室(ICU)が10床ある。スタッフは救急専門医を含む医師14人と看護師51人。

 救命医療に特化した施設のため、簡易な手術も対応でき、迅速な治療にあたることができる。市民病院はこれまでから重篤な患者を受け入れてきていて、昨年度救急車で搬送されたのは2643人。

 香川恵造病院長は「救急医療のみならず透析医療の拠点としての役割を果たし、救急医療などに興味を持つ若い医療者の研修の場になると期待している」と話している。


写真=9月1日から運用を始める救命救急棟

    

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