広島原爆の日の6日、原爆投下時刻の午前8時15分に、福知山市内の寺や教会で平和の鐘が響いた。原爆投下から69年目の夏。訪れた人たちが犠牲者への追悼と、「悲劇を繰り返すな」の願いを込めて鐘を突いた。
原水爆禁止福知山協議会(福知山原水協)などが市内の各寺院と教会に呼びかけて実施している。
池田の来迎院では、集まった地元の人らが投下時刻に合わせて代わるがわる鐘を突き、手を合わせて原爆で亡くなった人の冥福を祈った。
福知山原水協の代表でもある朝倉義寛住職(76)は、寺の鐘は1942年(昭和17年)ごろに紅白の綱を付けて供出されたことや、48年に新しく鐘がつり下げられたことなど、戦争にまつわる話をした。
長崎に原爆が投下された9日にも、市内の寺院と教会で平和の鐘を突く予定。
写真=鐘を突き、平和を願った(6日午前8時15分ごろ)
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