福知山市喜多(三岳地区)の有町子さん(76)方の畑で、ヒョウタンの実が大きくなり始めた。以前は三岳でヒョウタンの栽培、加工品作りなどをする愛好会があったが、高齢化などで2年前に解散。有さんは会の活動が終わったあとも、そのまま栽培を続け、今年も大きな実をならせている。
地区内でヒョウタン栽培が始まったのは1993年。有さんは会に入り、自宅近くの畑で栽培に取り組んできた。今年も種から育てた苗15株を5月5日に畑に植え、その後約6メートル×25メートルの棚を作った。
今ではオオビョウタンやナガビョウタン、センナリビョウタンなど5種、約500個がなる。オカベマリという品種は丸くメロンのよう。センナリビョウタンの一部はすでに収穫、京都・祇園の高級料亭で料理の器として使われている。
収穫は8月末まで。出来た実は来年用の加工品作りの材料になり、着色や透かし彫りなどをする。また、有さんはJA京都福知山支店女性部の有志でつくるヒョウタンの栽培・加工品づくりのグループのリーダー的存在で、他のメンバーらに加工の仕方などを教えている。
有さんは「今年は梅雨明け後に実が大きくなり始めました。量は減っていますが、まあまあの大きさのものが出来ています」と話している。
写真=オオビョウタンなどたくさんの大きな実がなっている
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