福知山市厚中問屋町の市民病院でこのほど、高校生を対象にした「ふれあい看護体験」が開かれた。福知山、京都共栄学園、綾部の各高校から合わせて18人が参加し、各病棟で看護の大切さを体感した。
患者とのふれあいなどを通して、相手を思いやる気持ちを育み、看護師の仕事に関心を持ってもらおうと、府と府看護協会が毎年実施している。
今回は生徒のほか、一日日直長体験として福知山高校の教諭1人が参加した。生徒たちは看護衣に身を包み、産婦人科や外科、内科など各病棟に分かれて、患者の血圧測定や足浴などを体験した。
産婦人科小児科病棟では、5人の生徒が新生児の沐浴を見学。助産師から「赤ちゃんは裸が嫌いだから、体にタオルをかけて入浴させてあげています」などと、ポイントを教わった。
このあと生後4、5日ほどの新生児を抱っこ。両腕でしっかり抱き、どの生徒も赤ちゃんの可愛さに、思わず顔をほころばせていた。
看護師を目指す京都共栄学園高校3年の丸岡来柚季さんは「初めて赤ちゃんを抱いたので、少し緊張したけど、とても良い経験になりました」と喜んでいた。
写真=優しい目で赤ちゃんを見つめる生徒たち
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