ボーイスカウト福知山第1団の灯ろう流しが26日夜、福知山城の堀(法川)であった。ゆっくり流れる約1千個の灯ろうの優しい光に、訪れた人たちが見入った。
毎年取り組んでいて、今年で29回目。これまでは8月15日の福知山ドッコイセ花火大会に合わせて由良川で行ってきたが、昨年の屋台爆発炎上事故で今年の花火大会は見送られた。しかし、「夏の風物詩だから灯ろう流しは続けてほしい」と求める声があり、福知山青年会議所が福知山城周辺で開いたイベント「三日点火」に合わせて催すことになった。
灯ろうは6月末に小学2年生から中学2年生までの団員、保護者、指導者ら約20人で色紙や段ボールなどを使って手作りした。
例年の会場の由良川は安全のため大人が灯ろうを流していたが、浅い法川ではスカウトの子どもたちも流すことができた。
岸辺には親子連れら多くの人が訪れて、流れる灯ろうを見守った。
灯ろう流し実行委員会の芦田完実行委員長は「多くの方に楽しんでもらえた。子どもも自分たちで流せて達成感があったと思います。来年も灯ろう流しを続けます」と話していた。
■三日点火で城にキャンドル■
「三日点火」は福知山青年会議所(上田公平理事長)が「でんきを消してスローな夜を」と、明智光秀の三日天下にちなんで催しており、今年は約3千個のキャンドルと、7組によるキャンドルアート、来場者たちが願い事を器に書き込んだメッセージキャンドルが、福知山城親水公園をやさしい光で包んだ。
写真=堀(法川をゆっくりと流れる灯ろう
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。