福知山市内で発生した酒気帯び運転による高校生の引きずり事件を受け、6月に発足した福知山署の「特命取締チーム」が活動開始から1カ月を迎えた。「二度と悲しい事故を起こさせないように」と精力的に活動している。
チームの目的は、市民から寄せられた飲酒などの悪質・危険運転の情報提供に基づき、内偵や張り込みをして犯人を検挙し、重大事故を未然に防ぐこと。交通課と地域課の計12人がメンバーで結成し、捜査を進めている。
チームの発足から22日までの約1カ月で、市民から10件の情報提供があったといい、このうち1件は無免許運転について。これは、22日に市内の土木作業員の男(42)を逮捕し、解決済みとなった。また8件については、現在も捜査中だという。
このほか、6月22日と7月1日には、酒気帯び運転のドライバーを、別の人物を内偵中のチームが発見して逮捕するなど、多方面で成果を上げてきている。
福田浩一副署長は「今年1月から発足までの情報提供は6件で、発足後に増えている。飲酒運転など悪質な運転の根絶へ市民の意識が高まりつつあることを感じる。今後もさらに情報をいただき、苦労を惜しまず取り組んでいきたい」と話している。
飲酒運転の常習者、また無免許や猛スピードで走行する悪質運転のドライバーなどに心当たりがある人は、電話0773(22)0110の同署交通課まで。
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