日本女子プロ野球リーグのウエストフローラに所属する福知山市池部出身の植村美奈子投手(21)ら2選手が15日、福知山署の一日署長を務めた。署内での活動のほか、JR福知山駅周辺での防犯啓発もして、署長任務を遂行した。
府民防犯旬間(10日−19日)の取り組みの一つ。女子プロ野球の公式戦が26、27両日に福知山球場であることから協力した。
一日署長を務めたのは、植村投手と、リーグ最高防御率1・19を誇るフローラの矢野みなみ投手(25)。竹内敏明署長から委嘱状を受けた2人は、制服姿に気持ちを引き締め、駐車場で整列する署員の服装、携行品、パトカーなどを点検した。また講話で、プロ意識などについて話した。
JR福知山駅前では、福知山成美高校女子硬式野球部員らと共に、道行く人たちに交通安全や犯罪抑止を呼びかけた。
植村投手は「出身地で一日署長という貴重な体験をさせていただきありがとうございました。講話は普段の試合のマウンドより緊張しました」。矢野投手は「警察官の方々の仕事に臨まれる姿勢を拝見させていただき、本当のプロだと感じました。私も見習いたいと思います」とそれぞれコメント。
竹内署長は「プロ選手としての心構えは警察官にも共通するところがあります。話を聴き、接することで学び、署員が実践していけたら。良い機会になりました」と目を細めた。
写真=署員の服装などを点検する植村投手(手前)と矢野投手
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