福知山市正明寺の市道篠尾大門線にあるT字路の横断歩道に、住民らの念願だった信号機が設置された。14日に点灯式があり、登下校でこの道路を通る小学生や地域の人たち、福知山署員らが集い、完成を喜び合った。
信号機が取り付けられたのは、福知山淑徳高校から西へ300メートルほどのところ。手前が下り坂のカーブになっていて見通しが悪く、車のスピードも出るため、危険な場所だった。
現在は、正明寺、市寺、室、今安から半田の修斉小学校に通う児童60人ほどがこの横断歩道を利用。登下校時の安全を確保するため、正明寺自治会(桐本勲自治会長)が、信号機の設置を府の府民公募事業に提案していた。
点灯式には、桐本自治会長や福知山署交通課の署員、修斉小の谷口忠輝校長らのほか、下校中の児童たちも出席した。代表して桐本自治会長が電源スイッチを押し、信号機を点灯させると、「おー、ついた」と歓声が上がった。
このあと、児童たちが渡り初めをした。交通課の岩見正典係長から「信号が変わっても、左右をよく確認してから渡りましょう」などと指導を受けながら、順番に横断していた。
桐本自治会長は「これまでから、地域の防犯推進委員らにお世話になって、登下校の見守り活動を実施してきました。危険な道路だったので、信号機の設置は本当にうれしい」と話していた。
写真=児童たちが渡り初めをした
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