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両丹日日新聞2014年7月10日のニュース

工業高校生たちがボール入れを作って中学校に寄贈

0710kago.jpg 福知山市石原、府立工業高校(田中邦明校長)機械プランニング科の3年生5人でつくる「チーム・ブルー」は、大江町波美の大江中学校からの依頼を受け、軽くて丈夫なバスケットボール入れ(かご)を作った。9日に大江中で引き渡し式があり、代表生徒に手渡した。

 府立工の3年生は、課題研究の授業がある。テーマのひとつに「修理請け負い分野」が設定されていて、これを選択した生徒5人が、「地域貢献になれば」との思いで取り組んだ。

 大江中からの依頼は、「バスケ部で使用しているボール入れが傷んできたので、新しいものを作ってもらえないか」というもの。

 これを受け、チーム・ブルーでは、5月の終わりごろから製作をスタート。授業や放課後の時間を使い、約1カ月かけて、納得のいく作品を完成させた。

■アルミ製で軽く、キャスターも付け■

 かごは幅90センチ、奥行き64・5センチ、高さ107センチの直方体。特長は、アルミのパイプを使用し、鉄製の3分の2程度の重さにした点。また移動が楽なよう、底にキャスターも取り付けた。

 チーム・ブルーの榊恭花さんは「軽量化もそうですが、パイプの接続部分に多めのねじを打ってあるので、強度にも自信があります。苦労して完成させたので、中学生には大事に使ってほしい」と話していた。

 引き渡し式にはチーム・ブルーのメンバー5人のうち4人が出席。男子バスケ部3年の土佐修平部長らに、新しいかごを手渡した。

 土佐部長は「素敵なかごを作っていただき、ありがとうございます。12日には、3年生にとって最後の中学総体があるので、さっそく使い、頑張ってきたいと思います」と伝えていた。


写真=バスケットボールかごを贈呈するチーム・ブルーのメンバー(左)

    

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