三岳・上川口小学校統合協議会の設立総会が23日夜、福知山市野花の川口中学校で開かれた。両学区の自治会長やPTA会長ら約50人が集い、来年度の円滑な統合に向け、連携して準備を進めることを確認し合った。
三岳小学校は、60年ほど前には約300人の子どもが通っていたが、少子化などの影響で、今年度は22人にまで減少し、複式学級も2クラスある。今後も、16−17人ほどで推移する見込みとなっていた。
このような状況を受け、三岳学区の住民たちは「子どもたちの教育環境の向上を目指し、早期に上川口小学校と統合すべき」と判断。3月には、15年度からの実現に向け、市と市教委に要望書を提出した。
協議会の設立総会では、これまでの経過などについて、市教委から説明を受けたあと、役員を選任。会長に三岳地区連合自治会長の山部靜雄さん、副会長に上川口地区連合自治会長の加藤昌治さんが就いた。
今後は、協議会の教育部会とPTA部会で「学校行事をどうしていくか」など、統合に関わって生じる問題点や検討事項を洗い出す。
これらについては幹事会で集約し、2カ月に1回ほどのペースで開く総会で議論を重ね、最終的な結論を導き出していくことにしている。
写真=市教委からの説明に耳を傾ける出席者たち
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