福知山市の各種団体から要望書を受けた成美大学公立化について、市は16日、公立化ありきではなく、大学側からの改善計画を受けた後に、ゼロベースから方策を考えたいとの慎重な姿勢を示した。
同日に開会した市議会6月定例会の一般質問で松山正治市長らが答えた。
松山市長は、大学運営の学校法人成美学園による検証が大前提だとして「大学自身の責任で抜本的な改革を示されることが不可欠。それを見せていただいて、市は広い角度で、あるべき方向性を検討したい」と話した。
更に、個人的見解と断ったうえで「教育の町として、幼稚園から大学まであるのが最大の理想だと思う」と大学存続を望んだが、「市が関与すれば新たな税金投入につながる。市民の望む方向を十二分に調べなければならず、市と大学だけで進めるということにはならない」と強調。市民の意見をなんらかの方法で聞き取ることにも言及した。
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