亀岡市役所で5月29日、窓口対応の職員が切り付けられ負傷した傷害事件を受け、福知山市は4日、職員対象の安全管理研修会を開き、福知山署員から不測の事態に備えた対処方法を学んだ。
昨年7月には兵庫県宝塚市役所で放火事件があり、職員と来庁者が負傷。今年5月には舞鶴市職員への暴行事件が発生するなど、市職員への暴力事件が相次いでいる。
緊急の研修会で、講師の同署生活安全課、上山繁幸警部補は、「危害を加えようとする者を早期に把握することが大事」として、来訪者にはあいさつする▽相手の目と手の動きを見て前兆を見逃さない▽おかしいと思ったら複数で対応する−などとアドバイス。このほか、さすまたの取り扱い訓練もあった。
社会福祉課の杉山智宏さんは「自分の身が守れないと、他の職員、来庁者も守れない。さすまたの取り扱いも、月に何回か練習しておくことが大切だと感じた」と話していた。
職員課によると、宝塚の事件以降、窓口対応を中心とする部署にさすまたを6本置いたが、亀岡の事件を受けてさらに12本増やすという。また、危機管理のマニュアル作りを進めていく。
写真=不審者に対し有効なさすまたの使用方法も学んだ
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