福知山市夜久野町大岶地区の田んぼで1日、広い田んぼをキャンバスに見立てた「田んぼアート」をつくるための田植えがあった。アメリカ、オーストラリアなど4カ国の在日外国人も参加し、色が違う5種類の古代米の苗を手に、歓声を上げながら植えていった。
地元を中心とした登山愛好者でつくる居母山クラブ(飯尾恒洋会長、50人)の取り組み。遊び心を持った稲作、農村と都市の交流を目的にしており、大阪など市外からの参加もあり、総勢約60人で作業をした。
今年のデザインは、NHK大河ドラマの「黒田官兵衛」がテーマ。会員たちが、あらかじめキャンバスとなる飯尾会長の約9アールの田んぼにロープを張って下絵を準備。参加者は高台から見下ろす指揮官の飯尾会長から「そこはもっと苗を集中させて」「もっと丁寧に植えて」と大声で指示を受けながら、泥んこになって苗を植えていた。
在日外国人4人は福知山、綾部両市でAET(英語指導助手)や塾講師をしている人たちで、初参加の人もいた。最初は戸惑っていたが、会員らにコツを教わるうちに上手になり「楽しい」と笑顔をみせながら手を進めていた。
作業後、クラブ名物の大きな五右衛門風呂で汗や泥を流し、昼食で焼き肉などを食べて交流した。
稲穂が浮かび上がる秋には、田んぼアートがお目見えする。
写真=田んぼアートの田植えをする在日外国人ら
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