WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2014年5月31日のニュース

北陸が近くなる 舞鶴若狭道7月20日に全線開通

小浜IC(インターチェンジ)−北陸自動車道敦賀JCT(ジャンクション) 舞鶴若狭自動車道で最後に残っていた未開通区間、小浜IC(インターチェンジ)−北陸自動車道敦賀JCT(ジャンクション)間39キロが7月20日に開通する。現行の国道利用に比べ約35分短縮されるといい、福知山などの府北部と北陸、更には信越地方が近くなる。

■小浜−敦賀39キロつながり福知山−金沢35分短縮■

 舞若道は福知山IC−丹南篠山口ICが1987年3月18日に開通し、翌年3月に吉川JCTまで延びて中国道とつながり、福知山に高速時代が訪れた。

 福知山から北へ向けては、91年3月に舞鶴西ICまでが開通。98年3月に舞鶴東IC、2003年3月に小浜西ICまで延びて福井県内に到達。11年7月に小浜ICまで延伸してネクスコ西日本管内全線が開通した。

 小浜からはネクスコ中日本管内となり、3つのICが設けられる。福知山からの普通車料金は若狭上中2260円▽若狭三方2500円▽若狭美浜2690円で、北陸道敦賀ICまでは3010円。上中と三方の間に三方五湖PA(パーキングエリア)を設け、三方湖を眺めながら食事や休憩ができるようにする。

 ネクスコ中日本によると、小浜から金沢まで現況では約3時間かかっているが、開通後は2時間25分になるという。
0531turuga.jpg
 これまで中国方面から北信越方面へ高速道で向かうには、大阪などの都市部を経由して琵琶湖の南側を通るルートしかなかったが、舞若道が全線開通すれば琵琶湖の北側を通るルートも利用できる。

 吉川JCT−敦賀JCT間は南側ルートが195キロで2時間20分。北側ルートは162キロで距離は短いが、福知山以北が暫定2車線で70キロ規制になっているため、所要時間は同じく2時間20分かかる。ただ、南側ルートは渋滞が多く、混む時は3時間を超えるため、舞若道を利用する車が増えそう。料金は距離が短い北ルートの料金が適用され、南ルートだけの時より安くなる。

■中京圏含めた環状ルートに 販路拡大へ期待■

若狭美浜IC 全線開通は北信越へのアクセスが良くなるだけでなく、中京圏を含めた環状ルートが完成することにもなり、福知山市は「これを機に新たな活性化策を構築していきたい」としている。

 地域活性化戦略を担当する市長公室の嵳峩賢次室長は「定住、観光、産業振興などあらゆる面でいろんな仕掛けをしていきたい。周辺地域と連携して魅力ある圏域を作りたい」と意欲を見せる。

 福知山商工会議所も「商圏人口拡大の好機」ととらえており、和久明専務は「各事業所にも販路拡大してもらい、うまく経済活動につないでいきたい」としている。


写真上=新たに開通する区間
写真下=開通へ向け整備が進む若狭美浜IC(5月6日撮影)

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ