梅雨の出水期を前に福知山市は30日、防災パトロールをした。国、府などの防災機関とともに、大雨による災害が起きる恐れのある市内のため池や急傾斜地、築堤現場など4カ所を見て回り、災害時の備えを確認し合った。
毎年梅雨入り前にパトロールしており、危険箇所を視察して、災害が起きた時に住民の生命や財産が守れるように、各防災機関が対策を検討している。
今年は市のほか、国土交通省福知山河川国道事務所、府中丹広域振興局、陸上自衛隊福知山駐屯地、福知山署など11機関、16人が参加した。
昨年9月の台風18号水害で浸水被害があった大江町北有路、国道175号沿いの由良川左岸では、国が進めている緊急水防災対策の整備状況を視察。現場では、今年度中の完成を目指し、集落などを堤防で囲む輪中堤の工事などが進展しており、同事務所の職員が進ちょく状況を説明した。
関係者たちは、工事が進行中であるために万が一の出水に備えて土のうを積んでいる場所を見たり、築堤工事の概要を質問したりしていた。
このほか、23日に大江町公庄の国道175号沿いの山の法面が崩れ、通行止めとなっている現場も訪れ、崩壊の規模などを見た。
写真=北有路の輪中堤の整備現場を視察する防災関係者たち
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