モリアオガエルの寺として知られる福知山市正明寺の臨済宗大興寺で、今年も樹上での産卵が始まった。6月末まで続くという。
梅雨入り前のこの時期になると、本堂裏手の池にせり出した木の枝にモリアオガエルがやって来てはメレンゲ状の卵塊を作る。その中でふ化して、雨によって池に落ちる−という自然の営みが毎年続いている。
有賀祖道住職(53)が、高さ約1メートルのところにソフトボールより一回り小さい卵塊を、25日昼ごろに見つけた。「湿度が高く、雨が降りそうな雰囲気もあったので、条件に合っていたのでしょうか」と話す。
同寺では6月7日午後2時から「ヒーリングトーク2014」と題して、シンガーソングライターでIUCN国際自然保護連合親善大使のイルカさんによる講演がある。有賀住職は「話を聞き、自然の大切さを知ってもらえたら」と参加を呼びかけている。有料。
問い合わせは電話(22)4771の同寺へ。
写真=枝に作られた卵塊
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