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両丹日日新聞2014年5月21日のニュース

無許可アートメーク 府警が集中取り締まり

押収した針やアートメークマシン 医師資格を持たずに、眉などに針で色素を入れたりする「無許可アートメーク」が横行していることから、京都府警本部生活経済課と福知山署など12警察署の合同捜査班が、府内で集中取り締まりを実施。医師法違反などの疑いで、20日までに京都市山科区の美容店経営の女(47)を逮捕、美容店経営者ら12人と2法人を書類送検した。

 このうち福知山署管内では、市内にある美容店の女性経営者(45)を、14日に医師法違反の疑いで書類送検した。医師免許がないのに、10年間で20人ほどに対し、眉墨の施術をしたという。同署では4月に美容店などを家宅捜索し、施術に使ったとみられる針やアートメークマシン、染料5種類などを押収した。女性経営者は容疑を認めているという。

 このほか合同捜査班では、厚生労働省の承認がないアートメーク機器を、美容店に販売した薬事法違反の疑いで、15日に福知山市内の医療機器販売会社を家宅捜索した。

■免許無く行えば医師法違反 感染症の恐れも■

 アートメークは、人の皮膚に針などを使って色素を注入し、化粧をしなくても眉や唇などの色合いや形を美しく見せる施術。入れ墨と同じく危険性が高く、医師免許を持っていない人が業として行えば、医師法違反にあたる。

 同署生活安全課の金子平課長は「正しく施術しなければ、皮膚が腫れてしまったり、雑菌が体内に入って感染症にかかったりする恐れがあります。アートメークを行う場合は、医師免許を持っているかなど、しっかり確認してほしい」と呼びかけている。


写真=福知山署が押収した針やアートメークマシンなど

    

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