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両丹日日新聞2014年5月20日のニュース

人前での仕事に充実感 障害者働く森Cafeが1カ月

森Cafe 福知山市駅前町、市民交流プラザふくちやま1階に入る、障害者が働く喫茶店「森Cafe」が、21日でオープンから1カ月を迎える。障害者スタッフは在宅だった人が多いが、人前に出て働くことに充実感を覚えている。

 社会福祉法人ふくちやま福祉会(矢野利生理事長)が運営する。

 管理栄養士の資格を持つ職員を責任者に、職員5人と障害者10人態勢でローテーションを組んでいる。

 障害者スタッフのうち8人が森カフェで働く前は在宅で過ごしていた。慣れない人前に出ての仕事に挫折してしまわないかという心配があったが、「働いていることを実感する」「忙しくてあっという間に時間が過ぎた」と元気に過ごしている。

 一日平均60人ほどの来店があり、プラザ利用者や近隣商業者らに昼の日替わりランチがよく出ているという。

 6月には横にある市立図書館中央館がオープンするため、来客数は伸びるとみている。現在は4人掛け丸テーブル4基を置いているが、小カウンターなどを追加して16席から25席に増やす。障害者スタッフも在宅の2人が新たに加わる。

 法人の仲林清貴専務理事は「障害がある人が働く店とは知らずに来られる方にも、満足していただける運営をしていかなければいけない。精神的に重くなりすぎると働けなくなるので、ケアはしっかりとしていきたい。その上で甘えをなくして、良い社会参加になれば」と話していた。

 営業時間は月−金曜日が午前8時−午後7時30分。土、日曜、祝日は午前9時から午後7時まで。


写真=テーブルを拭いて来店者を待つ(20日午前8時20分ごろ)

    

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