福知山市猪崎、三段池公園の市動物園(二本松俊邦園長)が、モウソウ竹で作った貯金箱を販売している。今春、レッサーパンダが仲間入りし、餌として竹の葉を与えており、残った竹を有効活用しているもので、ごみ削減にも役立てている。
レッサーパンダは埼玉県こども動物自然公園(東松山市)で昨年7月に生まれた雄の「キャラ」で、2日から一般公開されている。
キャラの餌は、動物園がある三段池公園内の竹やぶなどでモウソウ竹を採取して、葉を与えている。竹自体は食べないため、残りは廃棄することにしていたが、二本松園長が有効利用できないかと考え、貯金箱にすることを思いついた。
貯金箱は竹を節ごとに切り、硬貨が入る穴を開けて仕上げる。太さによって、貯金箱の大きさも様々。16日から1個100円で販売している。
二本松園長は「作るのに手間がかかりますが、キャラが食べた竹で作った貯金箱として、使ってもらえればうれしい。都会の人たちには珍しがられるのではないでしょうか」と話している。
写真=手作りの竹の貯金箱を手にする二本松園長
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