都市計画道路網の見直し作業を進めている福知山市はこのほど、未整備の都市計画道路15路線41区間約24キロのうち、20区間約9・9キロを計画廃止、2区間約1・2キロを計画変更するとした見直し素案を公表した。16日から6月13日まで、市民の意見を募集する。
未整備の都市計画道路は、都市計画決定後おおむね30年以上経過した路線。多くは高度経済成長期の昭和20年代から40年代に都市計画決定され、既存道路の拡幅などが計画されてきた。
しかし、人口や交通量が当時想定していたほどには増えず、厳しい財政状況といった社会経済情勢の変化、計画区域内での長期間にわたる建築制限などが課題点として浮上。整備は長期間にわたるため、必要性を検証し、計画の存続、廃止、変更の方向性を決め、市都市計画道路網見直し検討委員会も開くなどして「市都市計画道路網見直しに関する基本方針」をまとめた。
「計画廃止」は厚水内、広小路、寺町岡篠尾、石原土師、前田岩間各線の一部区間と醍醐寺線、「計画変更」は石原土師、石原長田野両線の一部区間。「将来の交通量から見ると4車線化の必要性が高い」として福知山停車場長田線など19区間約12・9キロは「計画存続」の方針を示している。
素案は市ホームページ、市役所4階都市計画課と1階情報公開コーナー、各支所窓口で閲覧できる。提出方法は郵送、ファクス、Eメールか直接同課へ持参。
写真=見直し対象路線のうちの一つの広小路線
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