大型連休が始まった。福知山城そばにある福知山市蛇ケ端のにぎわい創出施設「ゆらのガーデン」でも、オープン２周年記念イベント（出店者協議会主催）が２６日、始まった。好天に恵まれて親子連れらが次々に来場し、園路を走るミニ鉄道や堤防上で運行される駕籠に乗るなど楽しんでいる。

　駕籠かきイベントは、まちなかのにぎわい創出の取り組みをする福知山まちづくり会社が企画。城付近から音無瀬橋付近にかけての堤防上で、木製の駕籠３基が行き来している。江戸時代に合わせた衣装を身につけた学生アルバイトが気合を入れて担ぎ、乗った人は駕籠に揺られながら由良川の風景や福知山城の雄姿などをゆっくりと眺めている。

　園路では、正明寺の元ＪＲ社員、伊藤成光さん（７１）が製作した北近畿タンゴ鉄道の観光車両「あかまつ」「あおまつ」や特急電車「こうのとり」、アンパンマンをデザインしたＳＬ、新幹線などのバッテリー車両が走り、子どもたちを乗せて喜ばせている。

■こども音楽会　各店のサービスも■

　駕籠かきイベントは２７日も行われる（午前１０時−午後３時、有料）。ミニ鉄道は２６日だけの催しで、２７日はこれに代わり市内の小、中学生による「こども音楽会」がある（午前１０時３０分−午後３時３０分、無料）。いずれも小雨決行。各店舗の２周年サービスは両日実施する。


写真＝堤防上を運行する駕籠に乗り、由良川の風景を楽しむ来場者（２６日午前１０時すぎ）