労働者が団結して権利を要求する5月1日のメーデーを前に、連合京都中部地域協議会のメーデーが27日、福知山市厚生会館周辺で開かれる。これまで福知山、綾部、亀岡各地域で開催していたものを統合し、式典やデモ行進で一致団結する。福知山市内での連合系メーデーの5月1日以外の開催、デモ行進の実施はそれぞれ初めての試み。
福知山は毎年5月1日、綾部、亀岡地域のメーデーは1日に近い日曜日に開催してきたことがあり、今年の開催日については議論が起こった。
「5月1日にやらないとメーデーの意義が薄れる」との声が出る一方で「平日では人が集まらない。見直してもいいのではないか」。何度も話し合いを重ねて、日曜日の開催を決めた。5月1日には、新役員と新入会員を対象にしたメーデー学習会を開くことで補完する。
これまでの福知山地域メーデーの動員人数は800人ほど。これが今回は1500人規模にまで増える見込み。亀岡からは大型バス3台で駆けつける。
デモ行進は、午前11時50分から市厚生会館を出発して市街地約2キロを行く。「周辺の邪魔にならないように交通量が比較的少ない短めのコースを設定しました」という。
午前10時45分から厚生会館で式典があるほか、同11時45分から午後3時までは御霊公園で子どもたちが遊べるキッズコーナー、軽食などの模擬店、楽器演奏や○×クイズなどのイベントもある。
協議会の水口一也事務局長は「福知山で5月1日以外の開催、それも休日ということで親子連れでも参加してもらえるようにとイベントも充実させました。デモ行進も初めてですが、みんなで力を合わせて結集したい」と力を込める。
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