里山の豊かな恵みを食卓に−。福知山市などの中丹地域で「京の山蕗 里いぶき」の名で特産品となっている山菜・ヤマブキの販売促進キャンペーンが25日早朝、厚中問屋町の市公設地方卸売市場で行われた。消費拡大を図る府中丹広域振興局職員が買受人らにPRした。
中丹地域の高齢化、過疎化が進む中、ヤマブキはお年寄りや女性でも栽培しやすく、耕作放棄地対策として作る地域も増えている。現在の栽培面積は中丹で13ヘクタール。このうち福知山市では6・5ヘクタールで作られている。
11年度に同振興局が生産拡大と販売促進を図ろうと、ブランド名を公募。「京の山蕗 里いぶき」と決め、取り組みを進めている。
キャンペーン期間は25日から6月20日まで。
初日の市場でのPRでは、中丹西農業改良普及センターの軽野豊一所長が「近年は春先の寒さで出荷時期が遅れる傾向にあったが、雪解け時期からビニール被覆での栽培を農家にお願いしているため、4月上旬からの出荷が可能になった。今後たくさん集荷されるので、高値で買ってもらいたい」と買受人らを前に話した。
25日の市場への出荷量は約40キロ。ヤマブキとともに、ブランド名の説明やフキの白和えのレシピを載せたミニチラシを添えてPRした。今後も、市場内にのぼりを立てるなどしてアピールしていく。
写真=市場に出荷されたヤマブキ。料理のレシピなどを載せたミニチラシを添えて消費拡大などをPRしている(25日午前6時20分)
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