魚へんに春と書いてサワラ。スマートな体型をしたサバ科の魚、サワラが丹後の海で近年急増し、日本で一、二の漁獲量となっている。くせがなく優しい味をした「新たな特産品」を味わってもらおうと、久美浜の料飲10店がサワラを使ったランチの味を競い合っている。
府全体の漁獲量は1998年ごろまでは年に数十トン程度だったが、2004年からは1千トンを超えるようになり、06年からは日本一か二となっている。その一方で府内の食卓に上ることは、まだ少ない。
西京漬にするのが代表的だが、うま味成分を多く含んでいることから刺し身もおいしい。そこで京丹後市久美浜町の店が、京都の海でとれたサワラと、春の味覚・ハマグリを使ったランチを提供する「久見浜湾deランチ」キャンペーンに取り組んでいる。
参加しているのは民宿やレストラン、食堂など10店。サワラを刺し身や焼き物にしたりと店ごとに工夫している。丹後産コシヒカリを薪釜で炊きあげて出す店や、季節の野菜と組み合わせる店、ミニ会席にする店も。値段は700円から3千円まで。予約が必要な店もある。6月1日まで。
参加店を紹介したマップは各地の道の駅、KTR久美浜駅の久美浜町観光総合案内所=電話0772(82)1781=などに置いてある。問い合わせは市久美浜市民局=電話0772(69)0716=内の久美浜まるごとプロデュース協議会でも受ける。
写真上=京都が漁獲量日本一のサワラ
写真下=提供しているランチの一つ。店ごとに西京漬、黄金焼き、刺し身など工夫している
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。