親が子どもの命を守れるようにと、災害から身を守る方法を学ぶ防災体験プログラムが、福知山市東羽合の市消防防災センターであり、小学生とその親の３０組１００人が、防災マップを作ったり、煙が充満した部屋から脱出したりする体験をした。

　昨年の福知山花火大会の屋台爆発事故や台風１８号水害を受けて、必要性を感じた福知山青年会議所（上田公平理事長）が１９日に実施した。

　福知山消防署予防課の岸本航也さんが、避難の目安となるサイレンについて話し、聞こえないときは携帯電話などで市のホームページを見るなど、「自ら情報を取ってほしい」と要望。

　参加者は防災マップづくりでは各家族の自宅周辺の地図に、避難所へのルートや危険な場所に印を付けて「我が家の防災マップ」を完成させた。

　また、参加者はロープ渡りや避難器具を使った体験もした。

　家族５人で参加した斎藤良さん（３８）＝桔梗が丘＝は「日常生活で防災を考えることはなかなかないが、そういうことを考える良いきっかけになった」と話していた。


写真＝ロープ渡りの体験をする子ども