福知山市大江町で、早くも田植えが始まっている。町内の由良川筋では、稲刈りが台風シーズンとあたらないように、通常より早く田植えをするところが多い。
北有路の農業、村上八弘さん(72)は今年、自宅近くにある由良川そばの田んぼ5枚、計約70アールで米作りをする。苗は自家製で、3月初めに種をまき、ビニールハウスで育ててきた。田んぼに水を揚げるポンプが昨年9月の台風18号による水害で故障し、修理に時間がかかったため、田植えは昨年より5日ほど遅い19日からになった。
昨年の水害で自宅は床上50−60センチ浸水。川沿いにある村上さんの田んぼも冠水した。すでに8月中に稲刈りを終えていたが、車庫に保管していた米が流される被害に遭った。
田植え機に乗って次々と苗を植えていく村上さんは「苗は少し伸びているが、順調に育っている。昨年の台風ではひどいことになった。今年は何事もなく過ぎれば」と話していた。
稲刈りは盆ごろになるという。
写真=田んぼには薄い緑色の苗が等間隔で並ぶ(19日午前9時50分ごろ)
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。