京都府北部初の公立の中高一貫教育を行うため、福知山高校(福知山市土師)に来年4月、府立中学校が併設される。これに向けた準備室の開設式が17日にあった。坂根文伸校長が室長を兼務。常勤の室員は同校の教諭で、教育内容などを決めていく。
開設式で府教育委員会の小田垣勉教育長は「北部の方々の期待に応えられるような併設中学校が立ち上がることを念願する」とあいさつした。
公立の中高一貫校は府立の洛北、園部と、京都市立の西京の3校あるが、府北部にはなかった。各校の通学区域は、洛北が府全域、園部は京都市を除く全域、西京は京都市域のみとなっている。府教委は、福高併設中学の通学エリアは未定だとし、定員を含め8月末ごろをめどに公表したいという。第1回の学校説明会は6月ごろを予定している。
坂根校長は「福知山高校は明治34年(1901)に開校し、今年で114年目を迎える。当時は第三中学校。府内で3番目の中学校だった。今回の府立中学校も府内3番目で不思議な縁を感じ、特別な思いがある。全校あげてしっかり準備したい」と意欲。中高一貫教育については「6年間のメリットを生かし、計画的、継続的に子ども一人ひとりの個性を磨き、得意な分野を伸ばしていきたい」と話していた。
写真=準備室の看板の除幕をする小田垣教育長(左)と坂根校長
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