古里の魅力を再発見しようと、福知山市夜久野町の老人クラブ・畑長寿会(長坂清会長、33人)は15日、市の福祉バスを使って町内の隅々まで地域巡りをした。高内の小中一貫校の夜久野学園などでは下車し、見学もした。
畑長寿会は西ノ谷、桑村、小畑3自治会で組織している。高齢化とともに遠方まで行く機会が減っており、生まれ育った地域が様変わりしている姿を知る機会にと、地域巡りを初めて計画した。
参加したのは65歳から90歳までの25人。町内を一巡する形でバスを走らせ、車窓から各地区の姿を眺め、夜久野学園や夜久野高原の府緑化センター、小倉のやくの玄武岩公園などではバスを降りて見学した。
夜久野学園では、中川清人校長らの出迎えを受け、1993年に完成した中学校や町内の3小学校が統合して昨春に建設された小学校、体育館などを一巡。初めて訪れた人も多く、段差の解消や広い廊下、エレベーターが設けられたバリアフリーが行き届いた施設に目を見張った。
桑村の片山勉さん(90)は「昔通っていた板張りの隙間だらけの建物と違い、とても教育環境が整った施設。次代を担うリーダーとして活躍できるように頑張って勉強してほしい」と話していた。
緑化センターでは、満開の八重紅シダレザクラを見ながら弁当を広げ、府景観資産に登録された小倉のやくの玄武岩公園の散策もした。
写真=バリアフリーの夜久野学園内を見学する畑長寿会メンバー
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