駐車中の車の窓ガラスを割って車内にある財布などを盗む「車上ねらい」が、福知山市内で急増している。福知山署によると、1月〜3月の認知件数は51件(前年同月比46件増)で、被害総額(窓ガラスの修理代など除く)は約150万円に上る。被害防止対策として、少しの間でも車から離れるときは車内に物を置かず「からっぽ」にすることなどを呼びかけている。
調べでは、マンションやアパートの駐車場、月決め駐車場で夜間に被害が集中。1月18件(前年同月2件)、2月20件(同)、3月13件(同1件)で、最高8件の被害が確認された日もあった。4月も発生している。
■車内はからっぽに■
ただし、複数台の車がとまっている駐車場でも、車内に何も置いていない車は被害を免れているケースがある。同署は「犯人は車内を見てから犯行に及んでいる」として、車を離れるときは車内をからっぽにする▽必ず鍵をかける▽盗難防止装置を有効に活用する−ことの徹底を呼びかけている。
窃盗の疑いで捜査し、パトロールを強化する同署は「車上ねらいは金品だけでなく、窓ガラスの修理代にもお金がかかります。少しの注意で被害は防げます」と話している。
写真=被害に遭った車両(提供)
表=1〜3月の車上ねらいの発生状況
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