福知山市大江町仏性寺の大江山周辺で、落葉低木のヒュウガミズキが開花している。枝いっぱいに黄色い花を咲かせ、大江山にもようやく春が来たことを告げている。
ヒュウガミズキは、大江山では植物が育ちにくいとされる蛇紋岩地帯に多く分布している。仏性寺の日本の鬼の交流博物館では、駐車場そばに約10本あり、今年は3月26日から咲き始めた。昨年と比べ5日ほど遅い。
塩見行雄館長は「3月に雪がよく降ったので、開花が遅れたのでは」とみており、4月中ごろまでは見ごろが続くと予想している。
■和紙伝承館ではミツマタ咲き始める■
二俣の市和紙伝承館入り口付近に、和紙の原料となるジンチョウゲ科の落葉低木、ミツマタの花が咲き始めた。
枝が3本分かれるためこの名がついた。製紙や紙幣などにも使われている。
伝承館には入り口へと続くアプローチ沿いに2本植えられている。開花は例年と比べ4、5日遅い。黄色の花はかれんで、ハチの巣や地面に向けたライトのようにも見える。見ごろは4月中ごろまで。
写真=鬼博駐車場そばで咲くヒュウガミズキ
写真=和紙の原料にもなるミツマタ
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