昨年9月の台風18号水害で床上浸水した福知山市大江町河守中央の市役所大江支所で24日、1階での業務が約190日ぶりに再開された。被災後、2階で業務を続けていた職員たちは1階に戻り、新たな気持ちで来庁者を迎えている。
台風による洪水で、支所は床上約1・5メートルまで浸水。水がひいたあとは床に泥が残り、机やいす、カウンターが散乱した。
庁舎の復旧事業では電気配線工事のほか、カーペットの取り換えや壁の一部塗り替え、カウンターの入れ替えなどをした。ほとんどの机は洗浄して再利用している。
24日は通常の午前8時30分から業務を開始。さっそく住民たちが証明書の発行などのために訪れていた。町内の男性(60)は「2階にあった時は係の場所が分からなかったが、1階だと分かりやすい」と喜んでいた。
村上芳道支所長(57)は「2階で業務している時はスペースが狭くて、来られた方に迷惑をおかけしました。広い場所で仕事ができ、本当にありがたい。職員も心機一転頑張ろうという姿がひしひしと伝わってきます」と話していた。
写真=始業後さっそく住民が訪れ、対応する職員たち(24日午前8時30分すぎ)
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