第８６回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）は２１日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕。５年ぶり２回目の春出場となる福知山成美が堂々の入場行進をした。開会式の緊張がとけない初日第２試合で初戦を迎えたが、「福知山に元気を」を合言葉に、選手たちは全力プレー。山梨学院大学付属（山梨）を６−２で下し、京都府勢として５年ぶりの初戦突破を果たした。

　昨年８月の花火大会屋台爆発事故、９月の台風被災と、続けて大きな悲しみに包まれた地元に元気をと、成美は今大会からユニホームを変更。袖口の地域名をこれまでの「京都」から「福知山」に改め、胸にも「ＦＵＫＵＣＨＩＹＡＭＡ」のアルファベットを入れて臨んだ。開会式で選手たちと一緒に歓声を浴びた「福知山」。１回戦はハツラツプレーの連続で、グラウンドいっぱいに「福知山」が躍動した。


写真＝堂々の入場行進をする福知山成美ナイン。左の袖口に「福知山」の文字

【関連ニュース】選抜1回戦　対山梨学院大付属
　・高校野球：甲子園で躍動「福知山」　選抜開幕、成美初戦制す

　・高校野球：成美の藤田（三和中）が先制機作りタイムリーも

　・高校野球：アルプスに大応援団　成美ブルーのメガホン揺れる