京都府中丹広域振興局は、自転車でゆっくり中丹3市の観光地を巡ってもらおうと、福知山、舞鶴、綾部市を結ぶサイクリングロードを設定。コースに選んだ道路に道案内となる青いラインを引いている。21日にはお披露目イベントを開く。
■中丹3市結ぶ100kmコース 工具貸すステーションも■
コースは、北部を京都市域と並ぶ全国有数の観光地にとの目標を掲げる「海の京都」構想の戦略拠点を結ぶ。由良川を中心にしていることから、京都由良川回廊−京都「ゆラリー」サイクリングロードと名付けた。
府道福知山綾部線、由良川右岸の府道舞鶴福知山線をはじめ、舞鶴市内の国道175号、海岸沿いの府道余部下舞鶴港線、東舞鶴から綾部へ抜ける府道舞鶴和知線、綾部市街地へ抜ける府道小浜綾部線などを一周する約100キロ。標高差は最大で318メートルあり、起伏に富んでいる。
コース上には、トイレや観光情報を提供し、スポーツサイクル対応の空気入れや修理工具の貸し出しもする「サポートステーション」を設定。福知山市では福知山城・ゆらのガーデン、三段池公園、KTR大江駅、あしぎぬ大雲の里を選んだ。
このほか舞鶴市では道の駅舞鶴港とれとれセンター、舞鶴赤れんがパーク。綾部市では、あやべ温泉、あやべグンゼスクエアを選定している。
青いラインは、各サポートステーションを結び、1キロごとに距離を知らせるキロポストを表示。次のステーションまでどのぐらいかが分かるようになっている。
ラインは今年度と来年度で引き終える計画。今年度は福知山−綾部間と舞鶴市街地を中心に作業した。
道交法上の効力は無く、あくまでも道案内のライン。走行は道路標識に従い、歩道を走れる区間では歩道、歩道を走れない区間では車道を、それぞれ「歩行者や車に気をつけ安全第一で走ってほしい」という。
■オープニングに「はるかぜサイクリング」■
ガイドラインが一部区間に引けたことから、そのお披露目として21日に三段池公園を起点にオープニングイベント「はるかぜサイクリング」が行われる。当初はコースを一周する計画だったが、16日に舞鶴和知線で土砂崩れが起き、通行止めとなったことから、一部変更しての実施となる。
三段池−あやべ温泉往復70キロコース、三段池−舞鶴港とれとれセンター往復63キロコースに分け、191人が参加する。午前8時スタート。また、三段池−大江山山麓往復35キロコースに92人が参加し、春風を感じながら走る。午前10時スタート。
三段池公園では、11時から午後3時まで、関西サイクルスポーツセンターの変わり種自転車10台の乗車体験(無料)ができ、3市の飲食店によるグルメコーナーも設けられる。
写真=青いラインで道案内
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