福知山成美高校甲子園応援団に、新しい仲間が加わった。女子生徒有志15人でつくる「チアリーダー」だ。元気なダンスでグラウンドのナインたちにエールを届ける。
成美高校と統合した福知山女子高校から異動した芦田真理教諭がメンバーを募った。芦田教諭は「チアがあったらいいなとずっと思っていました。夏は甲子園までの間がなくて無理。比較的期間がある春ならばと、ダメ元で募集しました」と話す。
「甲子園にあこがれていたから、チアで参加したかった」「楽しそうだったから」「思い出になるから」などを理由に予想を上回る15人が呼びかけに応えた。
チアダンス経験者は1人いるだけで、あとは全員素人。結成からまだ一週間ほどだが、自分たちで何パターンもの振り付けを考えて練習を重ねている。
17日の応援団結成式で、専用ユニホームに袖を通した。成美カラー三色の一つ「赤」をメーンに、残る青と白も使ったデザイン。「かわいい!」「女子って感じ」とチアリーダーたちのテンションが上がる。
18日には、野球部の控えメンバー、ブラスバンドの吹奏楽部、生徒会役員の応援団仲間と全体練習をして本番に備えた。
リーダーを務める2年生の山口玲奈さんは「ちょっとでも応援スタンドを華やかにできたらと思います」。1年生の井上日南子さんは「昨年は福知山で悲しいことが続きました。甲子園でのチアででも元気づけられたら」。15人は「緊張なく楽しめそうです」と張り切っている。
写真=ダンス未経験者がほとんどながら、みんなで振り付けを考えて動きを合わせる
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