福知山市末広町の医療法人福冨士会・京都ルネス病院の冨士原正人理事長・院長(57)が、公衆衛生事業功労者として厚生労働大臣表彰を受ける。表彰式は20日に東京都・大手町サンケイプラザで行われる。
健康増進、疾病予防、生活衛生、衛生教育などに功績があった人が対象で、府内では2人だけ。
冨士原さんは父・正保さんのあとを受けて1994年に6代目院長に就任。先代の時代から「福知山の救急医療を守る」との思いを前面に打ち出した病院運営を続け、「父は表彰とは無縁の人だったが、地域のためにと睡眠2、3時間で毎日頑張ってきた人だった。その思いを受け継いだ病院のスタッフ全員で受ける表彰だと思う」と話す。
福知山医師会副会長、京都私立病院協会副会長、日本医療法人協会理事など様々な役職もこなし、「京都市で受けられることは北部でも」と、公的がん検診などでの「医療の南北格差」を無くすよう努めても来た。
診療にあたりながら多くの役職をこなすのは大変だが、「医師として医療の前線に立たなければ現場の声が聞こえてこない。これからも現場を離れるわけにはいきません」と決意を語る。
写真=「この地域の医療を守り発展させるため、縁の下の仕事を地道に続けたい」と話す冨士原院長
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