福知山市の社会福祉法人福知山学園(松本庄理事長)=本部・三和町千束=が同市上松で建設していた障がい児・者併設型支援施設「むとべ翠光園」が完成した。同じ場所にあった府北部唯一の障がい児入所施設・福知山学園第一翠光園が築40年近く経過しており、新築建て替えで機能を充実、拡充した。19日にオープンする。
鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積は約4600平方メートル。1、2階に児童入所(定員20人)と成人入所(定員40人)の機能が入り、3階は発達障害の子どもたちに寄り添う児童発達支援センターなどを置く。
児童発達支援センターは、これまで法人が行ってきた相談支援だけでなく、心理検査、療育、効果測定までのトータルサポートを1カ所でできるようにする新事業。これまで培ってきたノウハウを生かし、発達障害の子どもたちへの感覚統合療法など専門的な支援を展開する。在宅支援向けの子どもショートステイもある。
廣田真施設長は「これまでは相談支援でストップしていたが、これからは何らかの手立てがある支援につなげて寄り添っていける場所になりたい」と話している。
このほか、大人対象でも、重度身体障害者対応型デイサービス、入所施設の強度行動障害特別支援ユニット設置など、新事業を盛り込んだ。
総事業費は約11億600万円。
写真=第一翠光園を建て替えて機能拡充した「むとべ翠光園」
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