最新の技術を最新の車から学んでと、スズキ自販京都が京都府に教材用自動車６台を寄贈し、福知山市平野町の府立福知山高等技術専門校（林良直校長）へ届けられた。自動車整備士を目指す２年制の自動車整備科生たちが実習で活用していく。

　自動車産業界は技術革新が急速に進んでおり、学校で使っていた古い実習車ではついていけないことから、発売中の軽自動車・ワゴンＲを贈る事にした。

　減速時に発電するエネチャージや、衝突被害軽減ブレーキのレーダーブレーキサポート、燃費を向上させるアイドリングストップ機能などを登載している。

　実習棟で６日に行われた納車式では、スズキ自販京都の内田喜久雄社長が生徒代表の四村陽樹さん（１年）に大きなカギを手渡し、「みなさんが学んでいるのは人の命を預かる車の技術です。新しい技術が詰まった車で、社会に出てすぐ役立つよう勉強に励んで下さい」と激励。

　これを受けて上山雄季さん（１年）が「最新の技術に直に触れ、学ぶ事は最良の訓練であり、幸せな事だと感謝しています」とこたえ、大切に使って訓練に励むと決意表明をした。


写真＝内田社長から生徒代表にカギを手渡した