由良川を活用したまちづくりに取り組む「大雲水辺の里づくり研究会」(高宮悦夫会長)は23日、由良川観光ルート開発検討会を開いた。会員たちが大江町内を流れる由良川沿いの名所、旧跡を回り、川舟運行プランを入れた新たな観光ルートの開発について考えた。
研究会では、かつて大江の由良川で盛んに行われていた川舟の運行を観光に生かすための研究を続けており、福知山観光協会大江支部と共催して今回の検討会を開いた。
回ったのは南山西部の室尾谷山観音寺▽小原田の夫婦滝▽北一の阿良須神社▽南三の才ノ神の藤公園など13カ所。同支部の赤松武司副支部長が各所の歴史などを説明した。
二箇上の旧二箇村井戸の舟渡し跡では昔、対岸の北有路五日市地区との間で舟が行き来していたことを話し、二箇村の村人が北有路側にある酒屋で酒を買うため、舟を使って渡ったという話も紹介した。
3月上旬に開く委員会の会合で、今回の視察を通じての意見や舟渡し場跡の整備に対する国への要望などを出し合う。
高宮会長は「由良川沿いを視察してみて、築堤工事で川岸の雑木が伐採されている所があり、ごみなども無くなってすっきりし、景観が良くなっているので、今後の川舟運行プランに生かせるのでは」と期待していた。
写真=二箇上の旧二箇村井戸の舟渡し跡を見学する会員たち
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