二分の一成人(10歳)の記念にと、福知山市の小中一貫校・夜久野学園(衣川裕二校長)の4年生25人が、近くの夜久野高原、道の駅農匠の郷で22日に漆の苗木を植栽した。NPO法人丹波漆が協力。時折吹雪となるあいにくの天気だったが、大地にしっかり根を生やし、すくすく育つようにと願いながら作業をした。
総合的な学習の時間で、4年生は地域の伝統文化として漆について学んでいて、地元の文化に親しみを持てるようにとの願いもこめて植栽することになった。
苗木はNPOが10本を用意。岡本嘉明理事長が「この苗木は10年ほどで漆がとれるようになります。みなさんが成人式を迎える時に、箸に塗ったりして記念品にしてくれるとうれしいです」と話しかけた。
この後、シカ除けのフェンスを開けて植栽地に入り、植える際の根の向き、土と根のなじませ方などの説明を受けて、スコップで丁寧に土をかけていった。
写真=NPOの岡本理事長に教わりながら苗木を植栽する4年生たち
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